燃料
整備士講習でたびたび出てくるガソリンの話です。
たぶん3回目くらいです(笑)

ガソリンの性質
- 無色透明(製品はオレンジ色に着色)で、揮発性が高い
- 主成分は炭化水素である
- 完全燃焼すると炭酸ガスと水を発生する
- 比重は約0.72~0.77である
- 引火点はマイナス40度以下、着火点は約300度である
「引火点」は、火種(マッチとか)があると燃える温度。「着火点」は、火種が無くても自然発火する温度を指します。
取扱上の注意
- 静電気の発生により爆発の危険がある
- 揮発性が高いので容器を開放しない
- 引火性が大きいので火気を近付けない
- 換気に注意する
- 消火器を備える
これは、常識で判断できますね!

潤滑剤
エンジンオイル
エンジンオイル
- 減摩、冷却、緩衝、防錆、密封、清浄作用がある
- 粘度指数が大きいほど、温度による粘度変化の度合いが少ない(マルチグレードオイル10W-30など)
- SAE粘度分類では、粘度番号の大きいものほど粘度が高い(0~50なら、50が一番粘度が高い)
注意ポイント
「粘度指数」と「粘度番号」の意味は違います!
グリース
グリースは、常温では半固体状で、温度を上げると液状になります。
ポイント
硬さの度合いは「ちょう度」で表し、数値が大きいものほどグリースは柔らかい
本試験での出題(令和4年 第106回 三級二輪自動車)
今回の試験で、この「第5章 燃料及び潤滑剤」から出題されたものはありませんでした。
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【三級二輪】第6章 点検・整備
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