カタ取り前の製品で、まず人目に触れるものではありませんが、
NSR250フロントフェンダー(TypeC、TypeD)の原型(=大元になるカウル)です。
写真の通り、原型もFRPで作成しています。
TypeCもTypeDも、もともと5分割(フェンダー中央を前後に3分割 & 右ハネ & 左ハネ)でバラバラに用意したカウルを、車両合わせで繋ぎ合わせて作っています。
上の写真は、切った貼った盛った削ったを何度も繰り返して、10~15回修正した後の、最終段階です。赤マジックで所々丸がしてあるのは、「ヘコんでいるのでパテ盛りする」自分的目印。フェンダー中央が広くパテ盛りしてあるのは、前後3分割した際の段差を埋めるためです。
ほぼすべての修正が終わって、確認の下塗りをしたところ。FRP地では見えないデコボコなどを全部この段階で拾っています。
ちなみにTypeDは、上の写真の通り、元々もっと大きかったんですが(サイドのハネが現行より長いのが分かると思います)、車両に付けたら何ともバランスが悪く、非常に残念な感じだったので、フチ周りを1~4cm大幅にカットしています。原型自体をカットしているので、もう今では見ることのできない貴重写真?です。