Z1000レストア開始
化石化(カセキ化)したZ1000をレストアします。車両はKZ1000LTD(US仕様)、1980年モデルです。
レストアといっても、エンジン全バラでチューニングするとか、端から端まで部品交換してツルピカに仕上げるとかそういうことではなく、全体的に小奇麗にして、普通にエンジンがかかり、普通に走り、車検をとれるまで仕上げるプチレストアです。部品交換は、必要最低限にします。
4日目からですみません。
現在までの作業は、外装を外して、若干エンジンを清掃。キャブを清掃後に仮でガソリンをつないでエンジン始動を確認しています。最初火花が飛ばなかったので、ポイント部分(フルトラ)を新品交換しています。イグナイター、イグニッションコイルは動作しているようなので、そのまま使います。
エンジン清掃~謎の須崎棒
ここから本日の作業です。
化石化(つまりアルミの腐食・粉吹き)が異常に進んでいたため、少々エンジンは清掃したんですが、どう見ても「小奇麗」ではなく。フィンだらけのエンジンというのもあり、手の入らない細かなところが磨けません。
色々試して考え付いたのが・・・「須崎棒」(謎)。
ずっと昔に「松井棒」というお掃除グッズが流行しましたが、それのスチールウール版です。割り箸に、(縦半分に切った)スチールウールを輪ゴムで巻き付けるだけ。スーパーのお弁当などでもらえる割り箸は弱くてポキポキ折れるので「竹箸」(↓)がお勧めです。意外に強く、その後の作業で1回も折れませんでした。
こんな感じで使います。
ま、まあまあの仕上がりです( ゚Д゚)。
とりあえずギリギリ化石化は免れたのでヨシとします。
今頃思い出しましたが、細かなところを磨くのに、ドリルの先につける1cm厚くらいの丸バフとかあった気がします。今度調べてみます。
フレーム塗装
本日ふたつめの作業はフレーム塗装です。
エンジン下ろして全部外して、フレーム単体の状態で塗装するのが本来と思いますが、少々時間に制約があるのと、エンジン積み下ろしに毎度毎度友人の手を借りるのも申し訳ないので、今回はエンジンを載せたままの塗装とします。
使用塗料は・・・これまたすみません、ラッカーです。
が、いつも使っている1本250円の激安品ではなく、750円の超高級品(?!)です。
「そんなに違いあるのかよー」と半信半疑でしたが・・・あります!!!
食いつきがイイ! ツヤがイイ!
当たり前ですが、できる限りマスキングして塗装します。
塗装というより、剥げてるところを拾う感じです。
マジックリン→シリコンオフで脱脂してから塗装しています。
気になる「耐ガソリン性」は・・・ラッカーなのでおそらくダメだと思いますが、
塗りやすさとツヤは抜群です。高級ラッカーお勧めです。
本日の作業はここまでです。