当方製作「ゼファー400 Z2タイプ FRP 外装セット」の取付方法を解説しました。
2024年現在、すでにFRP製作業務は行っておりませんが、他社製の外装セットなどを取付ける際の参考になるかもしれないので、記録として残しておきます。
Z2仕様のゼファー400を目指している方は参考にしてください。
外装セットの取付けイメージ
以下に使用している写真は、当方製作の「初代外装セット」です(2010年3月撮影)。フロントフェンダーはカワサキ純正品が装着されていますが、FRP部分(タンクカバー、サイドカバー、テールカウル)は現行品(~2023)と同一形状です。取付けイメージの参考にしてください。
外装セットは、丸いタンクカバー、横長のサイドカバー、長めのテールカウルの組み合わせになっています。タイガーラインは、実際のZ2ラインとは異なりますが、雰囲気が出るように作っています。
なんかカッコイイ!
ちゃんと作ると本当にカッコイイのよ、ゼファーは。
実際に車両に取り付けた写真は、これしか残っていません・・
貴重な写真・・
外装セットの取付方法と注意事項
外装セットは、なるべく簡単に取り付けられるように型取りして製作していますが、実際のところ位置合わせや若干の加工は必要になります。
FRP製品の取付け・加工に慣れていないと、意外に作業は難しく、特にテールカウルは難易度が高めです。
以下に、具体的な取付方法と注意事項を記載しましたが、説明を読んでもよくわからない、作業がいまひとつイメージできないという方は、無理して自分でやろうとせずに、ショップへの依頼をお勧めします。
タンクカバー
まずはタンクカバーの取り付け方法です。
タンクキャップを外し(六角ボルト6本)、上からタンクカバーをかぶせて、再びタンクキャップを戻します。
タンクカバーの厚みで、(元々の)ボルトの長さが足りなくなる場合があるため、若干長めのボルトを用意しておくと安心です。短いボルトで無理やり締め付けると破損の原因になります。
最初の頃はタンクカバーがペラペラだったので、本当に割れました・・
タンクカバーの裏側は念入りにバリトリしていますが、FRP製品のため、純正タンクに傷がつく可能性があります。その対策として、厚みのある両面テープ(スポンジタイプ)をはさんで取り付ける人もいます。
このタンクカバーは、ゼファー純正タンク専用です。まるで形が合わない場合には、違うタンクが装着されている可能性があります。実際に過去2件、違うタンクが付いていたことがありました。ご注意ください。
サイドカバー
サイドカバーはタイラップ固定です。
あらかじめ純正のサイドカバーとエアクリーナーカバー(三角形)を取り外しておき、位置合わせしてください。
これはできそう!
テールカウル
一番テクニックが問われるのが、テールカウルです。最低限、高さ合わせの台木が必要になります。
写真のゼファーも、確か5cmくらいの厚い板を敷いています
それから、座った時に、テールカウルに直接体重がかからないように、うまくかわしてやる必要があります。
何も考えずにシートの下に入れると、まず間違いなく割れます!
写真のゼファーも、体重がかからないように、だいぶズラして取り付けています。見た目やバランス、荷重を考えて、慎重に位置合わせを行ってください。
特に割れやすい部分については、ガラスマットを2層3層と貼りこんで強度を出していますが・・
バーンと体重がかかったらムリ(;゚Д゚)!
実際に割った人はいるの?
2名ほど・・(;゚Д゚)!
以上、「ゼファー400 Z2タイプ FRP外装セット」の取付方法と注意事項でした。楽しんでチャレンジしてみてください!