キャンプやアウトドアならお任せのCT125・ハンターカブ。タフでワイルドなスタイルが大人気の車両です。
実車の質感・高級感は本当に素晴らしく、ホンダが相当な熱意で作り上げた車両であることが分かります。ハンターカブ登場の経緯から現行車まで、その特長やスペックを解説しました。
記事末では、定番中の定番カスタムを厳選して紹介しました。
ハンターカブとは?
「見たら絶対欲しくなる」シリーズ第2弾!
今回はハンターカブです!
いつの間にシリーズ化したんだろう・・
ハンターカブは、1961年に北米市場で誕生した「CA100T トレール50」が始まりで、山間部での狩猟や広大な農地の管理を目的に開発されました。
その後、国内向けとしてCT50(1968年)、CT110(1981年)が登場。大自然の中をゆったり走るトレッキングバイクとして、「ハンターカブ」の愛称で親しまれてきました。
2020年に発売されたハンターカブCT125は、その血統を受け継ぐ後継モデルなのです。
CT125ハンターカブの登場
2020年3月 発売【2BJ-JA55】
CT125ハンターカブは、2020年3月に発売となりました。
先代CT110のスタイルを踏襲し、真っ赤なボディ、大型キャリア、アップマフラー、鉄フェンダーなど、とてもよく似た姿かたちをしています。
こういうバイク好きだったっけ?
いやそれが、実車がものすごくカッコいいのよ
とにかく質感と高級感が素晴らしい。一本芯の通った美しさがある
そうなんだ・・
ぐるぐると車体を回って、じっくり眺めてごらんなさい!!
そんな人いない・・
フレーム
フレームは「スーパーカブ C125(2018)」がベースとなっています。
共通点なんか無さそうに見えるけど・・
基本的なメインフレームの形状は同じ!
ハンターカブCT125のフレームは、大荷物の積載や、悪路の走破を前提として、リア周り(ショックやピボット)やネックなどの剛性が強化されています。最低地上高も165mmと相当に高く、デコボコや段差に強い仕様となっています。
エンジン
エンジンのベースも「スーパーカブ C125(2018)」です。
- 空冷・4ストローク・OHC・単気筒124cc
- 自動遠心クラッチ
吸排気系は専用設計で、低中速域で力強い出力特性になっています。
足周り
- 前後ディスクブレーキ
- フロントABS
- スチールリム(マット仕上げ)
- ステンレススポーク
こだわりのステンレススポーク・・
スポーク錆びるとカッコ悪いもんね・・
スタイルや装備
- アップハンドル
- アップマフラー
- アンダーガード
- 大型キャリア
- 鋼板フェンダー
- 大容量フューエルタンク(5.3L)
- LEDライト(全灯火器)
その他タンデムステップやキックスタータを装備しています
とにかくタフでワイルドなのがハンターカブの特長!!
クロスカブとの見分け方は??
車体をキャリアとガードで固めて、巨大な荷物で山へ入って行ったらハンターカブ!
そうなんだ・・
冗談抜きで、パッと見の頑丈さが全然違う
2022年10月 新エンジン搭載【8BJ-JA65】
2022年10月には排ガス規制に対応した新エンジンを搭載しました。
カラーバリエーションは3色に!
更に純正アクセサリーが色々と登場しています。
とにかく積載量を増やすのが目的!!
こういうのは、某キタコか某キジマが作ってるんだと思ってた・・
ホンダ純正っていうのがイイよね!
絶対ムダにゴツイから!!
CT125ハンターカブの主要スペック【8BJ-JA65】
以下は、CT125ハンターカブ【8BJ-JA65】2022年10月モデルの主要スペックです。
- 空冷 4ストローク OHC単気筒
- 総排気量123cc
- 最高出力9.1ps/6250rpm
タイプグレード名 | CT125・ハンターカブ |
発売日 | 2022年10月 |
発売当時価格(税込) | 440,000円 |
型式 | 8BJ-JA65 |
原動機型式 | JA65E |
エンジン | 空冷 4ストローク OHC単気筒 |
総排気量(内径×行程) | 123cm3(50.0×63.1mm) |
最高出力 | 9.1ps/6250rpm |
最大トルク | 11N・m/4750rpm |
燃料供給方式 | 電子制御燃料噴射式(PGM-FI) |
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 |
全長×全幅×全高 | 1,965×805×1,085 |
シート高 | 800mm |
ホイールベース | 1,260mm |
車両重量 (kg) | 118kg |
燃料タンク容量 | 5.3L |
燃料消費率 | 67.0km/L |
タイヤサイズ(フロント、リア) | 80/90-17、80/90-17 |
制動装置形式(前/後) | 油圧式ディスク(ABS)/油圧式ディスク |
サスペンション | テレスコピック/スイングアーム |
フレーム形式 | バックボーン |
※年式や仕様により、数値が変わります
燃料タンクが大きいので、単純計算で350km以上走れる!
さすがカブ・・
CT125ハンターカブの中古車事情
2024年8月13日現在の中古車事情です。
BDSバイクセンサー
現行車なので、45~50万円で新車(&微走行)が多数販売されています。タマ数も多く、カラーも選び放題です。
ヤフオク
面白いのはヤフオクで、低走行でフルカスタム(フル積載)の車両が多く見受けられます。落札上位6台のうち、5台をピックアップしてみました(残る1台はエンジンチューニング系カスタムのため割愛)。
落札価格 | カスタム | 走行距離 |
555,000円 | 大型リアボックス、パニアケース、センターキャリア、エンジンガード、ナックルガード、バーマウント、ローダウンサスなど | 1,700km |
550,000円 | 大型リアボックス、パニアケース、フロントキャリア、ウインドシールド、グリップヒーター、ローシート、ローダウンサスなど | 1,000km |
550,000円 | 大型リアボックス、エンジンガード、ヘッドライトガード、ハンドルブレース、ローシート、武川マルチメーターなど | 150km |
534,000円 | パニアケース、ウインドシールド、エンジンガード、ヘッドライトガード、ナックルガード、フロントキャリア、フォグランプなど | 6,500km |
510,000円 | ヘッドライトガード、テールランプガード、エンジンガード、社外マフラー(モリワキモナカ)、ローシート、ローダウンサスなど | 150km |
完全にできあがった車両が買える!
ヤフオクの取引に不安がないなら、お買得感は相当高い!!
1個1個そろえると意外にお金かかっちゃうもんね・・
CT125ハンターカブの定番カスタム
ハンターカブの定番カスタムをご紹介します。
積載系
定番カスタムの筆頭は大型リアボックスです。50リットルクラス、アルミ製角型タイプが人気です。
純正リアキャリアに「でーん」と鎮座させます
ONESTEP、モトボワットBB、MOTOSTAR、HI-LINEなどの中華系リアボックスが大人気。やっぱりコスパが良い!
次いでキャリア系。フロントキャリア、センターキャリア、ロングリアキャリア(純正リアキャリアでは物足りない方向け)などがあります。びっくりするほど種類があります。
もうとにかく積めるだけ積んじゃって!!
山に入っちゃって!!
ガード系
意外に装着率が高いのがガード系。愛車を守り、ワイルド感を演出します。エンジンガード、ナックルガード、ヘッドライトガード、テールランプガード、ブッシュガードなど色々あります。
エンジンガードは自分の身体も保護できて安心!!
ローダウン系
シートやリアショックなどのローダウンアイテムも、ハンターカブの定番カスタムです。
ハンターカブのシート高は、800mmもある(;゚Д゚)!
絶対に足つかない!!
お手軽なのはシート交換。値段は張りますが、ディアブロやノイワットダンが人気あります。
ローダウンリアショックならタケガワが定番です。
特に40mmダウンが人気!!
お勧めのカスタム本
最後に、ハンターカブをカスタムするためのお勧め本を紹介します。
丸ごと一冊、ハンターカブの本です。前半は試乗インプレや開発経緯、後半はパーツカタログになっています。
マフラー、エンジン、シート、サスペンション、キャリアなど、ジャンルごとに分類されて紹介されています。見やすく整理されていて、説明も詳しい。見ているだけでも楽しくなる本です。
妄想するならこの一冊!!
熱心に読んでると思ったら・・
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