XMAXは、2018年1月に発売された250ccの軽二輪スクーターです。運動性能が高く、スタイルも抜群、街乗りでもツーリングでも大活躍の車両です。
今も進化を続けるXMAXの、特長と歴史を解説しました。
XMAXの特長
NMAX、TMAXときて・・
今日はXMAXのお話です。
稀少な250ccスクーター
250ccクラスのスクーターは、今では本当に少なくなりました。スクーターといえば125cc・155ccが主流で、次いでTMAX560(ヤマハ560cc)やX-ADV(ホンダ750cc)という大排気量モデル。ミドルクラスのスクーターがほとんど存在していません。
パッと思い浮かぶのはフォルツァくらい・・(ホンダ250cc)
125ccじゃ小さくてパワー不足、かといって大排気量モデルは維持費も高いし敷居も高い。そんなライダーにぴったりなのが、このXMAXなのです。小柄なボディで街乗りも楽々、安定したパワーで高速走行も快適です。
MAXシリーズの血統
TMAXの記事でさんざん書きましたが、MAXシリーズの一番の特長は、その運動性能です。
剛性の高いフレーム、テレスコピック式フロントフォーク、前後ディスクブレーキ、トラクションコントロールなど、通常のオンロードスポーツと同等の装備を搭載しているので、街乗りでもワインディングでも、どこでもストレスなくキビキビ走ることができます。
もちろんこれらの装備は、XMAXでも標準搭載となっています。
MAXシリーズでたびたび出てくる「テレスコピック式フロントフォーク」って何?
トップブリッジとアンダーステムの2点でフロントフォークを支える形式で、安定性や操縦性が高いのが特長です
普通のスクーターはアンダーステムだけでフォークを固定しているため、剛性や安定性の面で劣ります
XMAXの歴史
2018年1月 発売【2BK-SG42J】
加速性能と環境性能を両立したBLUE COREエンジンを搭載。走り重視の足回りです。
- BLUE COREエンジン搭載
- 新設計フレーム
- テレスコピック式フロントフォーク
- トラクションコントロール
- ABS標準装備
フロント周り・リア周りは、LEDライトで「X」をイメージ。ハンドルやシールドは位置調整できるようになっています。
便利機能も盛りだくさんです。
- 大容量シート下トランク(45L)
- フロントトランク
- マルチファンクションメーター(LCD)
- スマートキー
- DCジャック
メーター周りがホントにカッコイイ!
テンションが上がるように作りこんでるよね
その後しばらくはカラーチェンジが続きます。マットカラー(ツヤなし)のモデルが主流となります。
オシャレでワイルド!
2021年7月 仕様変更【8BK-SG70J】
2021年の仕様変更では、排ガス規制に対応しています。
- 排ガス規制対応(平成32年度)
- 型式変更(2BK-SG42J→8BK-SG70J)
2023年10月 モデル変更【8BK-SG70J】
2023年には、6年ぶりのモデル変更となります。車体デザインが一新されています。
デコ周りが全然違う
デコ周りって言うな(# ゚Д゚)!
- 新デザイン
- 新型シート(足つき性向上)
- 可変スクリーン(低・高)
- オールLED
- スマホ連携機能
- 新型2画面メーター
- 新型ブレーキレバー(操作感向上)
- 新型ミラーステー(アルミ製)
新型・2画面構成メーター
メーターは上下2画面で構成され、上部がスピード・トリップ・ガソリン残量を表示するメインディスプレイ(3.2インチ)、下部がインフォテイメントディスプレイ(4.2インチ)となっています。
スマホアプリと連携することで、メールや通話の着信を表示したり、ナビゲーションとして利用することができます。
動画がわかりやすいのでリンクしておきます。
近未来的だなあ・・
クルマの装備に近づいていってるよね
XMAXの主要スペック【8BK-SG70J】
2023年10月モデル(XMAX ABS)の主要スペックを記載しました。
TMAX560は、水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒、総排気量249cc、最高出力23ps/7000rpmのエンジンを搭載しています。タイヤサイズはフロント15インチ、リア14インチです。
タイプグレード名 | XMAX ABS |
発売日 | 2023年10月 |
発売当時価格(税込み) | 715,000円 |
型式 | 8BK-SG70J |
原動機型式 | G3P9E |
エンジン | 水冷4ストロークSOHC単気筒4バルブ |
総排気量(内径×行程) | 249cm3(70.0mm×64.9mm) |
最高出力 | 23ps/7000rpm |
最大トルク | 2.4kgf-m/5500rpm |
全長×全幅×全高 | 2,180mm/795mm/1,410mm |
シート高 | 795mm |
ホイールベース | 1540mm |
車両重量(乾燥) | 181kg |
燃料タンク容量 | 13L |
燃料消費率 | 41.1km/L |
タイヤサイズ(フロント、リア) | 120/70-15、140/70-14 |
制動装置形式(前/後) | 油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク |
サスペンション | テレスコピック/ユニットスイング |
フレーム形式 | バックボーン |
※年式や仕様により、若干ですが数値が変わります。
TMAX560と比べると半額近い!!
TMAX560は別格!最強マシンだから!
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