群馬県高崎市に定期的に訪れる者として、絶対にオススメの3大観光スポットをご紹介します。洞窟観音、白衣大観音、少林山達磨寺。もう是非とも訪れていただきたい名所ばかりです。
第1位 洞窟観音
第1位は「洞窟観音」。彫刻の美しさに、本当に感動してしまった場所です。
文句なしの高崎観光第1位スポット!
洞窟内の彫像はおよそ40体。どの観音様も穏やかで柔らかな表情をたたえています。繊細な彫刻はなめらかで美しく、光背の透かし彫りなどは本当に見事というしかありません。
驚くのは、これは「石」だということ。硬い一枚岩を切り出し、彫り上げたものなのです。
「石」を彫っているとは思えない見事さ!!
2人の伝説的な偉人
石彫師は新潟県魚沼市出身の高橋楽山。石の粉が原因の「珪肺病」で苦しみながらも、最期までノミを離さなかったという逸話が残ります。その卓越した技術で、洞窟観音すべての彫刻を彫り上げました。
もうひとりの偉人は、洞窟観音を作ろうと一念発起した山田徳蔵。この地に「天下の名勝」を作り、誰もが手を合わせられる観音浄土を作ろうと、多大の私財を投入し、400メートルにわたって山を抜き、銘石、巨石、溶岩で飾り、楽山の彫像を置きました。人夫のいない時には自らの手で掘り進め、大正7年の着手から、実に50年の月日を洞窟観音に費やしました。
徳蔵翁の死とともに、洞窟観音は終焉。志なかばであったことを象徴するように、洞内には彫刻前の無垢の巨岩が残ります。
この2人の伝説的な活躍が見逃せない!!
併設の「徳名園」も見事な庭園で、各所に楽山の彫像が飾られています。高崎屈指の紅葉の名所で、11月半ばには観光客で大変にぎわいます。
洞窟観音の基本情報
高崎観光の際は、まず一番に予定に入れてほしい名勝です。
名称:洞窟観音・山徳記念館・徳明園
住所:群馬県高崎市石原町2857
電話:027-323-3766
URL:http://www5.wind.ne.jp/yamatokuen/
白衣大観音のすぐ近く!!
第2位 白衣大観音
第2位は高崎の代名詞、「白衣大観音(びゃくえだいかんのん)」です。
高崎市街の西、観音山の山頂に立っており、高さ41.8メートルの巨大な観音様です。市内の実業家、井上保三郎が戦死者の慰霊と高崎の繁栄を願って建立したといわれています。
像の内部は9層に分かれていて、胎内の階段を使って、肩の高さまで登ることができます。各所に窓があるので、高崎市街はもちろん、東西南北すべての風景を楽しめるようになっています。
影が大きすぎる・・
昭和11年(1936年)の建設当時は、世界最大の観音様でした。現在は各地に巨大な観音様が出現しており、9番目か10番目という残念な順位になっています。
ちなみに1位は宮城県仙台市の「仙台天道白衣大観音」100メートル。2位が北海道芦別市の「北海道大観音」88メートル、3位が石川県加賀市の「加賀大観音」73メートル。でも、大観音建造の先陣を切ったのは、ここ高崎なのです。
高崎に行ったら、ぜひ見上げてください!
白衣大観音の基本情報
駐車場から大観音まで、公園内を歩いて20分くらいかかります
名称:高崎白衣大観音 慈眼院
住所:群馬県高崎市石原町2710−1
電話:027-322-2269
URL:https://takasakikannon.or.jp/
第3位 少林山達磨寺
高崎といえば「だるま」!生産量日本一のだるま王国です。
行くなら正月がオススメ!!
正月恒例「だるま市」
少林山達磨寺は「高崎だるま発祥の地」として有名で、毎年1月6日・7日の「だるま市」には大勢の人が押しかける人気ぶりです。とにかく境内はだるまだらけ、誰も彼もがだるまを抱えて右往左往しています。
高崎だるまの特長
高崎だるまはマユを鶴、ヒゲをカメに見立てた縁起物で、「縁起だるま」「福だるま」とも呼ばれます。顔や胴などの筆入れは、ひとつひとつ手作業で行われるため、表情豊かで、勢いのある仕上がりが特長。肩口の金文字には「大願成就」「商売繁盛」「家内安全」など色々な種類があるので、自分に合った願意を選択します。
だるまの開眼
だるまを買ったら眼を入れてもらおう!!
有料ですが、だるまを「開眼」してもらえます。お坊さんがだるまの左目(向かって右側)に筆を入れることで、だるまに魂が入るんですね。点描きなので、願いをこめながら自分で大きく描き広げます。
願いが叶ったら、もう一方の目を入れるのが作法です
少林山達磨寺の基本情報
名称:少林山達磨寺
住所:群馬県高崎市鼻高町296
電話:027-322-8800
URL:https://www.daruma.or.jp/
だるまいっぱい抱えてても、誰も驚かない!!
高崎の風物詩!!
以上、高崎の3大観光スポットをご紹介しました。高崎観光の際は、ぜひ訪れてみてください!