実売価格1万円を下回る、激安中華ドラレコ「LXMIMI LM-BR080」のレビューです。
スペックはそれほど変わらないのに、高級ドラレコ(ミツバやデイトナ)との価格差はおよそ数万円。どうしてこんなに値段が違うのか、その理由を検証してみました。
LXMIMIの商品内容
まずはLXMIMI LM-BR080(以下LXMIMI)の商品内容から。カメラ、スイッチ、電源配線というオーソドックスな構成です。
- 本体
- カメラ(フロント/リア)
- スイッチ
- 電源ケーブル
- USBケーブル(動作確認用)
- 取扱説明書
LXMIMIの良いところ
ハイスペック
一番気になるスペックは、200万画素、フルハイビジョン、GPS搭載と必要十分な機能を備えます。
- 200万画素
- フルHD(1920×1080)
- Wi-Fi搭載
- GPS搭載
- Gセンサー搭載
- スマホアプリ対応
- 防水防塵機能(IP67/IP65)
スペック的にはミツバやデイトナと同等!
画質もきれい
200万画素フルハイビジョンなだけあって、画質も良いです。明るさも十分。カメラ本体には「22/F」という表示があるので、F値2.2なのかと思いきや、メーカー公表値の「F1.8」で合ってるのかもしれません。明るいレンズです。
高級感のある本体
本体は鏡面仕上げで、意外に高級感があるデザインです。
意外にシャレてる!
とにかく激安
スペック的に見劣りせず、画質もきれい。なのに実売価格8500円~という激安ぶりです。中華ドラレコの最大の魅力といえます。
超安い!!
ミツバやデイトナの高級ドラレコと比べると、その価格差は一目瞭然!
高級ドラレコは4万円近い!
なんでそんなに値段が違うの?
それを今から解説します!
LXMIMIの悪いところ
以下、実際に使ってみた感想です。ミツバやデイトナと比べてしまうと、意外に突っ込みどころが多い感じです。
超気になるところから、順番に書いてみました!
GPSアンテナが大きい・・
LXMIMIのGPSアンテナは、本体内蔵です。シート下にしまうことができないため、ハンドルに固定して使用します。
なんでハンドルクランプがついているのかと思ったら・・!!
これ、邪魔じゃないの・・?
スイッチがチープ・・
LXMIMIのスイッチは、「鍵マーク」と「OK」の2ボタンです。鍵マークを押すとスナップショット、OKボタンで無線モードのオンオフができます。インジケータは赤いランプがひとつだけ用意されていて、赤点灯で録画を表しているようです。
おもちゃみたいな見た目!
スマホアプリが重い・・
用意されているスマホアプリの見やすさ、操作性なども劣ります。特に動作が遅いのは致命的。メイン画面→設定→戻る、メイン画面→録画一覧(SDカード)→戻る、これだけの操作が意外にストレスです。
本当に動作が遅くて・・!
この人、短気だからな・・
情報がない・・
メジャーなドラレコと比べると、ほとんど情報がありません。使用するスマホアプリや、スマホからの接続方法など、とにかくググるしかありません。
絶対、取説付きの新品パッケージを買ったほうがいい!
LXMIMIの動作テスト
カメラ・本体の設置
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スマホアプリのダウンロード
LXMIMIでは、「KYCAM2」というスマホアプリを使用します。AppStore、GooglePlayからダウンロードしてインストールしておきます。
スマホでドラレコにアクセス
エンジンを始動、ドラレコの無線をオンにした状態で(ONボタン長押し→赤点滅)、スマホ側のWi-Fiをオン。「NC700XDriveRecorder1」(=LXMIMI)に接続します。パスワードは「12345678」です。
Wi-Fiに接続した状態で、スマホアプリを起動します。
設定画面
ドラレコの設定画面です。SDカードのフォーマットはこちらから。画質(解像度)はフルハイビジョン一択です。
ミツバやデイトナに比べると設定項目が少ない!
撮影・再生
実際の撮影画面です。日時、緯度・経度、標高、加速度センサー、走行速度が表示されます。
ヨコ表示
タテ表示
走行軌跡とグーグルマップを同時表示するには、先にマップのダウンロードが必要です(未確認)。
LXMIMIの結論
この激安ドラレコを買うべきかどうかは、以下で決まると思います。
- とにかく激安でドラレコを使いたい
- ハンドル周りに本体を設置しても気にならない
- スマホアプリの動作が遅くても気にならない
3点すべてに該当する人は、入門機として使用するのもアリかもしれません。
撮影自体は悪くない!
コスパはいい!
LXMIMIの基本スペック
電源電圧 | DC12V |
カメラ有効画素数 | 200万画素 |
カメラF値 | F2.2 |
フレームレート | – |
カメラ視野角 | 140°(フロント/リア) |
解像度 | 1920×1080P(1080P FullHD) |
画質 | – |
HDR機能 | 搭載 |
ファイル形式 | MP4 |
記録メディア | microSDカード |
Wi-Fi機能 | あり |
GPS機能 | あり |
Gセンサー機能 | あり |
スマホアプリ | 対応 |
記録方式 | 常時録画/衝撃録画/手動録画 |
記録データ | 動画ファイル、音声記録、日時、加速度、位置情報 |
防水防塵性能 | 前後カメラ:IP67 本体・配線類:IP65 |
本体サイズ | 55mm(H)×80mm(W)×30mm(D)(実測) |
動作温度範囲 | – |
実売価格 | 約8500円 |
以上、激安中華ドラレコ「LXMIMI」の紹介でした。ドラレコ選びの参考にしてください!