バイク用ナビ4回目。今日はX-RIDEシリーズ3台のお話です。
気になるのは初代&2代目のミニナビ。3.5インチ液晶、手のひらサイズの小さなナビの実力はいかに?!
X-RIDEシリーズ

今回のエントリーは、以下の3機種です。
- RM-XR350MC(2011年5月発売)
- RM-XR351MC(2011年7月発売)
- RM-XR432MC(2013年4月発売)
X-RIDE RM-XR432MC
まずは3台の中で一番新しいモデルの「RM-XR432MC」から通電テストをします。
通電テスト
見た目、ものすごく動きそうだったのですが・・

クレードル+ACC電源で無反応、通電せず。

本体のminiUSB端子を利用して、ACアダプターとUSBケーブルでのテストを試みますが・・
miniUSB端子がかなり奥まった位置に設計されていて届かず!

まさかのテスト不能(# ゚Д゚)!!
以下のとおりの結果となりました。
ACC電源(クレードル) | × |
ACアダプター | × |
製品仕様
製品名 | RM-XR432MC |
発売日 | 2013年4月 |
モニター | 4.3インチタッチパネル |
本体サイズ(W)×(H)×(D) | 128×88×20 mm |
本体重量 | 220g |
記録メディア | microSD(SDHC)カード |
インタフェース | miniUSB、ヘッドフォン |
X-RIDE RM-XR350MC
2台目は、初代X-RIDE「RM-XR350MC」です。ほぼ10cm角のスクエア(正方形)デザインで、液晶サイズは3.5インチ。とても小さなナビなのです。



この小ささも時代を感じさせる・・
通電テスト
電源ケーブルが付属していなかったので、「RM-XR432MC」の電源ケーブルをそのまま拝借。



結果は同じく通電せず、無反応・・
2台とも動作しなかったので、電源ケーブルの不良のようです(おそらく途中の電源ボックス)。
ACアダプターと、miniUSBケーブル→シガーソケット(USB端子)では通電OK。通電テストの結果は以下のとおりです。
ACC電源(クレードル) | × |
ACアダプター | ○ |
miniUSB→シガーソケット(USB端子) | ○ |





画面ちっちゃ!



3.5インチだからね!
動作確認テストの詳細は以下の記事を参照してください。


製品仕様
製品名 | RM-XR350MC |
発売日 | 2011年5月 |
モニター | 3.5インチタッチパネル |
本体サイズ(W)×(H)×(D) | 103×88×22 mm |
本体重量 | 234g |
記録メディア | microSD(SDHC)カード |
インタフェース | miniUSB |
特記事項 | Bluetoothヘッドセット付属 |
地図バージョン | 2011 |
この機種がユニークなのは、製品に最初からヘッドセットが付属していること。専用ケーブルが付属していたので、パソコンに挿してみたところ、まさかの通電!


ただ実際は充電できていないようで、ケーブルを外すと使用できませんでした。。
動作テスト
それではクルマに装着してのテストに入ります。
本体の形状が特殊で(小さくて厚みがある)、ラムマウントが使えなかったため、付属の純正クレードルで固定しました。電源はUSBケーブルでシガーソケットから。TypeAのUSB端子では動作しませんでした。





ドラレコテスト台が改良されてる!



デイトナUSB電源を追加して、オートバイ的な要素を取り入れました!



なんのために・・
それでは案内してもらいましょう。行先はクラリオンと同じく、一番近くのコンビニエンスストアを選択します。





メニューが細かい!!



ツメの先か、タッチペンで押してください!




テスト結果は以下のとおり。
GPS受信 | ○ |
マップ表示 | ○ |
周辺検索(目的地設定) | ○ |
ルート検索 | ○ |
音声案内(通常) | ○ |
音声案内(有線) | ー |
音声案内(無線/Bluetooth) | ○ |
起動直後のGPS受信は少々時間がかかる感じですが、マップ表示・ルート検索・音声案内などは、(クラリオンから比べると)だいぶ最近のナビに近いです。音声案内のタイミングも、300メートル手前と直前で、右だ左だと教えてくれます。
Bluetoothは、接続も切断もスムーズで、音声もきれい。これちょっと驚きました。
タッチパネルの動きもきびきびとしていて、時代を感じさせない、秀逸な一品です。



合格です!





GPSのテスト画面もカッコイイ!!
X-RIDE RM-XR351MC


上記モデル「RM-XR350MC」の発売から、わずか2ヶ月後に登場した「RM-XR351MC」。
少し違いはあるけども、基本的には兄弟機。デザインや防水機能が変更になっています。
- バイザー一体型のデザイン
- 防水機能の強化(IP54→IPX7)
- 記録メディアの変更(microSD→SD)
製品仕様
製品仕様も記載しておきますが、基本的にはあまり変わりません。
製品名 | RM-XR351MC |
発売日 | 2011年7月 |
モニター | 3.5インチタッチパネル |
本体サイズ(W)×(H)×(D) | 108×92×47 mm |
本体重量 | 234g |
記録メディア | SD(SDHC)カード |
インタフェース | miniUSB |
特記事項 | Bluetoothヘッドセット付属 |
地図バージョン | 2011 |
通電テスト
それではテストに入ります。クレードルが欠品のため、ACアダプター→miniUSBケーブルの順番でテストします。



どちらもOK、通電しました!





メニュー画面がおしゃれになってる!
ACC電源(クレードル) | -(なし) |
ACアダプター | ○ |
miniUSB→シガーソケット(USB端子) | ○ |
動作テスト
それでは動作テストです。「RM-XR350MC」との違いや気になる点を中心に書きます。
違いその1・電源ボタンが押しにくい
実機を触ってまず気になるのは、本体の電源ボタン。



ものすごい押しにくい(# ゚Д゚)!!


製品全体が若干硬化しているせいもあるかもしれませんが、ツメ先で死ぬほど押し込まないと反応しません。あと5~6回のオンオフで割れると思います。防水機能の強化で仕様が変更されてるのだとしても・・



いや、これはないよなあ・・
というのが正直なところ。
違いその2・起動が遅い
それから最初のロゴ画面・・



起動までの時間が長すぎる(# ゚Д゚)!!


体感的にだいぶ待つ感じです。「もしかして、固まってる?」と思っても、気長に待ってください。
違いその3・USB(TypeA)で動作する


「RM-XR350MC」はシガーソケットでないと電源が入りませんでしたが、こちらは通常のUSB端子(TypeA)で動作しました。



若干省エネ?!
違いその4・衛星の受信感度がものすごく良い





10個の衛星を捕捉(# ゚Д゚)!!
違いその5・しゃべらない
ナビ機能で気になったのだけど、しゃべりません(通常の音声案内が省略されている)。システムを初期化しても鳴らないので、おそらく仕様。Bluetoothのイヤホンをつなげば、タッチ音や音声案内を聴くことができます。



個人的には、しゃべってもらいたい(# ゚Д゚)!!
ナビ機能テスト
マップ表示、周辺検索、ルート検索などの画面は「RM-XR350MC」と同等なので割愛しました。テスト結果のみ、記載しておきます。
GPS受信 | ○ |
マップ表示 | ○ |
周辺検索(目的地設定) | ○ |
ルート検索 | ○ |
音声案内(通常) | ー(おそらく仕様) |
音声案内(有線) | ー |
音声案内(無線/Bluetooth) | ○ |
バージョン情報





気になる地図データは2011年!
以上、X-RIDE系ナビの動作テストでした。残りあと13台!