【ヤマハ VOX】 まん丸のヘッドライトが可愛い。シート下の大容量収納スペースが魅力。

まん丸のヘッドライトと四角いボディが特長的なヤマハVOX(ボックス)。オークション会場で見かけるたびに、気になって気になってたまらないVOXを徹底解説しました。

歴史や年式、限定モデルやデラックスモデル、エンジンの仕様変更など、徹底的に書きました。購入の際の参考にしてください。

目次

ヤマハ VOXってどんなバイク?

独特のデザインが魅力

業者オークション会場で見かけるたびに、気になって気になってたまらないのが、このヤマハのVOX(ボックス)です。まん丸のヘッドライト、真四角のボディ、太いタイヤが特長的で、好きな人は絶対好き、自分的にもドンピシャなデザインです。

原付1種(50cc)という時点で、「スピードが出ない」「2段階右折」と否定的なイメージが浮かんでしまい、購入意欲がそがれてしまいますが、それでも「一台くらい持っててもいいかな」「一回くらい乗ってもいいかな」と思ってしまうほど、所有欲をかきたてられるデザインです。ボアアップして鬼のように速くなったりはしないだろうか?!と妄想したのも1度や2度ではありません。そのくらい素敵なデザインです。

横長・横開きの収納スペース

横長・横開きの収納スペースも、VOXの特長です。34リットルの大容量で、発売時は「テニスラケットがそのまま入る!」ことが、ひとつのアピールポイントになっていました。「大根や長ネギがそのまま入る」というレビューも見ました。他のスクーターではちょっとマネできない、VOX独特の魅力です。

しかし、底が浅くて肝心のヘルメットが入らないという不思議な仕様(半キャップは可)。それでも「まあいいか」と納得してしまうような、許されてしまうような雰囲気です。モノが入るかどうかは二の次、とにかくデザイン命のスクーターなのです。

ヤマハVOXの歴史

VOXは、2006年の発売開始から2017年の生産終了まで、およそ10年間にわたって販売されていました。その10年の歴史を振り返ります。

頻繁なカラーチェンジ

VOXは、たびたびカラーチェンジが行われています。若者向けの黄色やオレンジ、大人向けの落ち着いたブラウンなど、ポップなものからシックなものまで、実にバリエーション豊かなラインアップとなっています。自分好みのカラーが選べるのも、VOXの魅力のひとつです。

個人的に好みのカラーは、初代の水色(ダルブルーメタリック)、アーミーなカーキ(ダークグリーニッシュグレーソリッド)、限定モデルの黒×赤(ブラックメタリック)、スポーティな最終モデル(ブルーイッシュホワイトカクテル)。並べて飾っておきたいくらいです。

限定モデルの登場

VOXは2013年に、限定車が発売されています。ブラックメタリックのボディがベースで、各部にアクセントカラーの赤を採用。チョイ悪デザインで大人な雰囲気になっています。1000台だけの限定モデルでした。

エンジンの仕様変更

エンジン的(乗り味的)な仕様変更は2回行われています。

1度目は2009年。FIのセッティングが変更されて、1馬力(5.2ps→4.2ps)のデチューンとなっています。

2度目は最終モデルの2016年。型式がSA31J→SA52Jへ変更原動機型式もA308E→A328Eへ変更になるなど、大幅なモデルチェンジとなっています。コンピュータ(ECU)が新型となり、エンジン性能も燃費も向上しています。スペックを見ると、最高出力が4.2ps→4.5ps、リッターあたりの走行距離が65km→70.5kmへアップしているのがわかります。

デラックス(DX)モデルとは?

VOXには標準モデルとデラックスモデルの2種類が存在します。

デラックスモデルは各部にメッキパーツが採用された高級モデルとなっています。

標準モデルとの違いは以下のとおりです。

  • バックミラー(メッキ)
  • ハンドルバー(メッキ)
  • メーターケース(メッキ)
  • ヘッドライトリム(メッキ)
  • トランクのヒンジ(メッキ)
  • 立体エンブレム(メッキ)

ものすごく、わかりやすいですね!

中古車を選ぶポイント

何色を選ぶか

ネットの中古車情報でもオークション会場でもそうですが、水色や黄色などのポップなカラー、カーキや最終モデル(レーサーチック)などのマニアカラーはほとんど見かけません。タマ数が少ないのだと思います。好きなカラーで、走行距離が少ない良質車を見かけたら、即買いです。

デラックスモデルかどうか

デラックスはメッキパーツが魅力ですが、ボディカラーが黒や茶色など地味目なのが残念。ボディカラーをおさえることでメッキが映えるんだとは思いますが・・明るく楽しいデザインもVOXの魅力なので・・まあこの辺りは相反する箇所で、完全に好みになりますね。

1台選ぶとしたら?

個人的に「どれか一台選べ」といわれたら、最終モデル一択です。

ヤマハ VOX 最終モデル

ヤマハのワークスカラー(赤×黒×白)であること、色が明るいこと、エンジン型式が新しいこと、燃費が良いこと

ハンドル、ヘッドライトリム、(シートの)ヒンジは、メッキに変えて、スポーツマフラー、メッキサイドスタンドで決まりでしょう!

良いVOXに出会えることを祈ります!

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この記事を書いた人

バイク業界歴20年。三級二輪整備士。オークション会場でオートバイを見て歩くのが大好き。欲しいバイク第1位はモンキー125。ふかふかチェック柄のシートで旅に出る日を夢見ている。生業は中古パーツの販売。シート、マフラー、ドラレコが好き。実は仕入れに必死。

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