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【ナビ盛り17台・第3回】中古ナビの動作確認はどうやるの?あらゆる方法を列挙してみた!

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この記事では少し脱線して、「中古ナビを入手した場合の動作確認方法」をご紹介します。

本体だけで付属品がない、バッテリーがだめで電源が入らない、動くかどうかわからない。その時にとるべき方法を色々な角度から書いてみました。

アスティス

壊れていない限り、あなたのナビは必ず動かせます!

目次

中古ナビを動作させる方法

前回のクラリオンの記事でも少し書いていますが、中古のナビを動作させる方法はいくつかあります。

その方法は大きく4種類。順番的には以下のような感じになると思います。

  • 内蔵バッテリー
  • ACアダプター
  • クレードル(ACC電源)
  • miniUSBケーブル+シガーソケット

本体が壊れていなければ、上記いずれかの方法で動作させることができます。以下、順番にご紹介します。

方法その1 内臓バッテリー

まずは内臓バッテリーです。

バイク用ナビは、持ち歩きでも自転車でも使えるように、バッテリーを内蔵しています。通常は外部からの電源供給なしで、2~5時間くらい動作します。

そのため、直前まで車両に接続されていて、バッテリーが元気なら、本体電源ボタンを押すだけで電源が入ります。GPSも受信するので、使えるかどうかすぐにわかります。

ガーミン zumo660

ただ、ほとんどの場合、バッテリーは(極限まで)弱くなっています。そのまま電源が入ることはあまりありません。

アスティス

その場合の方法はふたつ!

  • 新品バッテリーを購入する
  • USBケーブルで充電する

新品バッテリーを購入する

ユピテルやガーミンのナビなら、新品バッテリーが手に入ります。

ユピテルナビ

ユピテルのものは「ユピテルダイレクト」から入手できます。こんな感じ。

バッテリーやACアダプターなどを入手できます。ユピテルナビは初代のMCN43si(2011年)から、最後のBNV-2(2018年)まで、全部共通部品です(地図データを除く)。

ガーミン

ガーミンのオンラインストアでは、旧機種のバッテリーが手に入ることはありません。売っているのは最新ナビ本体(zumoXT2)と少々の付属品だけです(2025年2月現在)。

アスティス

そんな時はアマゾン!

たとえばzumo660のバッテリーを検索すると・・。

アスティス

純正じゃないけど売ってる!!

バイクナビのバッテリーは意外に高く、値段的には5000円前後です。

USBケーブルで充電する

とりあえずお金をかけたくない、充電して様子を見たいという人は、USBケーブルを買いましょう。

ナビの充電端子は、ユピテルでもガーミンでも、ほとんどの場合「miniUSB」という端子なので、miniUSB⇔USB(TypeA)のケーブルを買えば、パソコンなどから充電できます。「miniUSB」ケーブルは、「ミニUSB」「miniB」などと呼ばれたりします。

アスティス

ケーブルが外せるタイプなら、スマホの充電アダプターに挿して使える!

ちなみに端子の拡大画像がこちら。手に持っているのがminiUSBケーブル(オス)、ナビ側がメスです。

余談ですが、このzumo660は、バッテリーがダメになり切っていると認識すらしないようで、「Insert Battery」という警告メッセージが出ます。充電も始まらないので、この場合は新品バッテリーを用意するしか方法がありません。

アスティス

状況に応じてバッテリーを買おう!

方法その2 ACアダプター

内臓バッテリーがだめで、充電もできない場合、ACアダプターを使って動作させる方法もあります。

写真はガーミン純正のACアダプターで、コンセント⇔miniUSB(オス)の組み合わせです。

こちら意外にマイナーな製品で、アマゾンなどには売っていません。欲しい場合は、ユピテルダイレクトから純正アダプターを買うのがいいです。形状が合えば、もちろんガーミンにも使えます。

方法その1に記載した「miniUSBケーブル+スマホ充電アダプター」でも代用できます。

アスティス

個人的には、ACアダプター必須(# ゚Д゚)!

アスティス

差し替えるの面倒!

らいとえーす

テスト台数が普通じゃないからな・・

方法その3 クレードル(ACC電源)

方法その3以降は、バイク(クルマ)につないで動作確認する方法です。

アスティス

つまり普通のナビの取付け!!

らいとえーす

そもそもクレードルってなんなの?

ナビと車両をつなぐ装置

クレードルというのは、ナビを固定するための台座を指します(写真赤丸部分)。電源ケーブルも含める場合もあります。

つまりナビを車両につなぐための装置全般のことで、クレードル本体にはナビに接続するための端子、電源ケーブルの末端には車両につなぐための配線がついています。配線は(通常)赤と黒の2本で、黒をバッテリーのマイナス、赤をACC電源(アクセサリー電源)につないで動作させます。

ナビの種類によって、使用できるクレードルは決まっていて、ユピテルならユピテル専用のクレードル、ガーミン(zumo)なら機種ごとに対応したクレードルが必ず必要になります。

ちなみにこのクレードルを使用しても電源が入らない場合は、クレードル本体の端子不良、電源ケーブル(ボックス)不良、ヒューズ切れなどが考えられます。

マウント取付けに必須

もうひとつ、クレードルには「マウント取付け」という別の役割があります。ナビをハンドルに取り付けるための固定具(マウント)は、クレードルがないと装着できません。上の写真では銀色の部分(ステー+ハンドルクランプ)が「マウント」と呼ばれる部分です。

アスティス

なのでクレードルは超重要で超必須のパーツ!!

実は入手困難?!

このクレードルですが、実はユピテルでもガーミンでも非常に品薄で、入手が大変困難な代物です。

ユピテルのクレードル(ユピテルダイレクト)
アスティス

ユピテルダイレクトにクレードルも並んでいるけれど・・

アスティス

完売で実は入手不可能(# ゚Д゚)!!!

必然的にヤフオクなどで中古を探すことになりますが、ガーミンなんかは本当にモノが出なくて、ひとたびクレードルが出たりすると、大変な値段がついて衝撃の落札価格となったりします。

クレードルの品薄は、中古ナビの厄介な問題なのです。

方法その4 miniUSBケーブル+シガーソケット

方法その4は、クレードルが入手できず、それでもナビを動かしたい人向けの大技です。

らいとえーす

つまりアナタ・・

アスティス

なんか言った(# ゚Д゚)!?

以下に、ふたつの方法を記載しましたが、どちらもminiUSBケーブルとシガーソケットの組み合わせです。

その1 シガーソケット(USB端子付き)

ナビ本体→miniUSBケーブル→シガーソケット(USB端子)という接続です。画面サイズの小さなナビなどは、この組み合わせで動作させることができます。

その2 シガーソケット(ダイレクト)

その1(USB端子)で動作しない場合は、出力電圧が低い可能性があるので、その2(ダイレクト)を使います。ナビ本体→miniUSBケーブル→シガーソケット(ダイレクト)という接続です。

ACアダプターと同等(?)の強力アイテムで、ナビが壊れていない限り、ほぼ間違いなくこれで動作します。

写真はガーミン純正ですが、なかなかのレアアイテムです。

必然的に(同形状の)社外品を探すことになりますが、アマゾンで売られている商品は、ほぼ全部「3.5m」というアリエナイ長さになっています。

アスティス

短いのはたぶん、これしかない・・

ラムマウントの類が必須

この「miniUSBケーブル+シガーソケット」の組み合わせは便利なのですが、ナビ本体を固定するパーツが別途必要になります。

アスティス

個人的によく使うのはラムマウント!

ラムマウントは「X型グリップ+アーム」の組み合わせになっていて、下側のパーツを交換することで、いろいろな場所に固定できるようになっています。

写真は「ボルトベース」で、ステーを使って板に固定しています。

実際のナビ装着例はこちら。

アスティス

ナビをはさむだけで固定できるので簡単!

「U字クランプ」に交換すれば、ハンドルに装着することもできるので、スマホホルダーとしても利用できます。ハンドル周りの定番アイテムです。

以上、中古ナビの動作確認方法を色々ご紹介しました。

次の記事からは、このいずれかの方法を使って、ナビ盛り17台(あと16台)のテストを行います。

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この記事を書いた人

バイク業界歴20年。三級二輪整備士。オークション会場でムダにオートバイを見て歩くのが大好き。生業は中古パーツの販売。シート、ドラレコ、ETCが好き。時々外装セットを仕入れて、こっそり塗装している。

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