2016年に発売されたNMAXは、ヤマハ「MAX」シリーズ(TMAX・XMAX)の一員としてデビューしました。スマートキーや液晶メーター、トラクションコントロールやABSなど、最先端の機能を装備しています。
2021年のモデルチェンジでは、ヤマハらしい、お洒落で大人なスタイルに変更されています。その流れを追いました。
NMAXの歴史
2016年3月 発売
NMAXは、2016年3月に発売された125ccの原付二種スクーターです。「MAX」シリーズ(TMAX・XMAX)の走行性能やスタイルを、そのまま受け継いだモデルとなります。
優れた燃焼効率や冷却性能をもつ「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジンを搭載しています。
NMAXの特長は以下のとおりです。
- VVA(可変バルブ)機構(※)
- 高剛性のフレーム
- 前後13インチタイヤ
- 前後ディスクブレーキ
- ABS標準装備
- LEDヘッドライト&テールランプ
- 液晶メーター
- シャッター付きキーシリンダー
- スプリング付ヒンジシート(開けた状態を維持)
(※)低中速側と高速側(6000回転以上)で吸気バルブのリフト量を切替えることで、全域でのトルクや加速感を向上しています。
2017年8月 仕様変更
排ガス規制に対応(平成28年規制)
モデル名にABSが付いて、「NMAX ABS」という名称になりました。
ABSは発売当初から標準装備でしたが、急に改名しました!
2019年6月 快適セレクションモデル
カラーチェンジと共に、ハイスクリーン・リアキャリア・トップケース(39L)がセットになった「快適セレクションモデル」が登場しました。
これ、便利すぎて止められないヤツですよね・・
2021年6月 フルモデルチェンジ
デザインが大きく変更され、シャープで精悍なスタイルになりました。
仕様変更は以下のとおりです。
- スタイリング変更
- トラクションコントロール搭載
- 「Smart Motor Generator system」(静かな始動)
- アイドリングストップ
- 新型フレーム
- サスペンションのセッティング変更
- 軽量キャストホイールの採用
トラクションコントロールってなんですか?
雨天や悪路でリアタイヤが滑りそうな場合、点火時期や燃料を自動で制御。走行を安定させる機能です
その他、ユーザーの利便性を上げるための機能が追加されています。
- スマホ専用アプリでの操作(着信通知や燃費管理)
- 12V電源装備(シガーソケット)
- LED6灯ヘッドライト
- フル液晶メーター
- スマートキー
なんだか最先端!!
その後は仕様変更はなく、カラーチェンジが続いています
NMAX125の主要スペック
2021年6月(モデルチェンジ後)の主要スペックを記載しました。年式・仕様により若干数値は変更があります。
NMAX125【JF28】 | |
発売日 | 2021年6月 |
発売当時価格(税込み) | 368,500円 |
型式 | 8BJ-SEG6J |
原動機型式 | E32TE |
エンジン | 水冷4ストロークOHC単気筒4バルブ |
総排気量(内径×行程) | 124cc(52mm×58.7mm) |
最高出力 | 12ps/8000rpm |
最大トルク | 1.1kg-m/6000rpm |
全長×全幅×全高 | 1,935mm x740mmx1,160mm |
シート高 | 765mm |
ホイールベース | 1340mm |
車両重量(乾燥) | 131kg |
燃料タンク容量 | 7.1L |
燃料消費率 | 48.7km/L |
タイヤサイズ(フロント、リア) | 110/70-13、130/70-13 |