バイク用ドラレコ、デイトナ製「mio M760D」の実機レビューです。製品の特長、取り付けから撮影まで徹底解説しました。ミツバドラレコとの違いも随所に書いています。ドラレコ選びの参考にどうぞ!
ちなみにM760Dは、すでに販売終了となっています・・
mio M760Dの商品内容
- 本体(32GB SDカード入り)
- コントロールスイッチ(約3m)
- フロントカメラ
- リアカメラ
- 電源ケーブル(約2m)
- フロントカメラケーブル(約3m)
- リアカメラケーブル(約1.5m)
- 小物(タイラップ5本、面ファスナー1組、フェライトコア2個、ゴムチューブ4個)
- 取扱説明書
以下の写真は中古品のため、若干商品構成が異なります。小物類、取扱説明書はすべて欠品。リアカメラは配線ケーブルに補修加工あり、社外ナンバーステーに固定されている状態です。
中古品を購入する時は、配線加工されていないものを選ぼう!!
ドラレコとして機能するための必要最低限の部品がそろっているかも要確認!!
mio M760Dの特長
mio M760Dの特長は以下のとおりです。
- フルハイビジョン(1080p/29.1fps)
- ソニー製Starvisイメージセンサー搭載
- 前後大口径カメラ(F1.6)
- GPS搭載
- Wi-Fi搭載
- スマホアプリ対応
- 衝撃録画自動ロック機能
- イベント録画機能(ワンボタン)
- 防水性能IP67
- 耐震性能10G
- LED信号対応
ソニー製Starvisイメージセンサー
デイトナが特に強調しているのが、ソニー製の最高品質Starvisセンサー。光がほとんどない環境でも、一般的な光センサーの4倍の明るさを実現するという優れもの。カメラレンズもF1.6と明るいレンズが搭載されているので、夜間撮影に期待大です。
夜間撮影も試してみました(後述)
GPS測位システム
GPS内蔵なので、走行ルートや時間が自動的に記録されます。
ドラレコはやっぱりGPS機能があった方が便利!!
イベント録画機能
ミツバドラレコもそうですが、事故などの緊急時には、自動的にイベント録画として保存され、勝手に上書きされない仕様になっています。デイトナmioシリーズは、手動でもイベント録画ができるのが特長。コントロールスイッチを押すだけで、緊急の撮影ができるようになっています。
ミツバドラレコとの違い
ミツバドラレコとの大きな違いは以下のとおりです。
- 本体が小さい(60mm×60mm×22mm)
- コントロールスイッチが多機能
- SDカードは取り出さない仕様
デイトナのドラレコはコントロールスイッチが特長!
GPS内臓、マイク内臓、インジケータ表示、SDカードフォーマット、録画の一時停止など、いろいろな機能が集約されています。
「SDカード取り出さない仕様」なのも特長!
ミツバのドラレコは、フタを外して簡単にSDカードが取り出せるようになっていますが、デイトナはネジ止めされていて簡単には開けられないようになっています。SDカードはいじらず、必要な画像はスマホにダウンロードして使用する方式のようです。
mio M760Dの取り付け
取扱説明書のダウンロード
実際の取り付けには、まず取扱説明書をダウンロードします。デイトナHPからダウンロードできます。
これがないと始まらない!
本体の取り付け
mio本体は、シート下に面ファスナー(マジックテープ)で固定します。
荷物入れの邪魔にならないところで!
カメラ・スイッチの取り付け
カメラやスイッチは、ハンドル周り(ミラーやクラッチホルダー)やナンバープレート付近に取り付けるのが一般的です。専用ステーがデイトナから販売されています。
実は色々とラインアップされてる!
知らなかった!
両面テープやタイラップで固定します
他にも色々なステーがあるので、気に入ったものを探してみてください。
配線の取り回し
ケーブル類は、基本的にはメインハーネスに沿う形で配置します。ある程度の余裕を持たせて(引っ張りすぎない)、ハンドルやカウルに挟まないように注意して取り回してください。
電源の接続
mioの電源は、黒・赤・黄の3本線です。接触不良がないように、確実に接続します。
黒→バッテリーのマイナス
赤→ACC(アクセサリー)
黄→バッテリーのプラス
ACC電源の取り方は、以下の記事で解説しています!
自信がない場合は、販売店に頼んじゃおう!
mio M760Dのスマホアプリ
アプリのダウンロード
mioは、「MiVue Pro」という専用のスマホアプリが用意されています。AppStore(iOS)、GooglePlay(Android)からダウンロードできます。
Wi-Fiで接続
エンジンをかけた状態で、スマホアプリ「MiVue Pro」を起動します。スマホのWi-FiがONになっていれば、mio(MiVue_b1:49)が表示されるので、パスワードを入力して接続します(パスワードは取説に記載)。
設定や録画の再生は、Wi-Fiで接続した状態で行います
Wi-Fiで正常に接続できると、mioのメニュー画面が表示されます。
メニュー画面からいろいろ操作できます
ライブビュー→カメラの調整
設定→ドラレコ設定(下図)
SDカード→録画画像の再生・保存
設定項目は以下のとおり!
mio M760Dの動作テスト
テストはやっぱり私でやるんですか・・
もちろんです!
テスト風景
ガムテープ・・!!
撮影画像
mioの撮影画像を最初に見たとき、(ミツバドラレコと比べて)ずいぶん鮮やかな発色だと感じました。ミツバは見たままに近い自然な色なので、対照的です。
もう、この辺りは好みです・・
フロントカメラ
リアカメラ
荷室しか写らないよ・・
だよね・・
夜間撮影
スマホで再生したら、ものすごくクリアできれいでした!!
【おまけ】PCでの再生
SDカードの取り出し
本体のプラスネジを外してSDカードを取り出します。
精密ドライバーが必要
パソコンで読み出す専用アダプタも必要
PCでの再生
デイトナHPから、「MiVue Manager」という専用のPC再生ソフトがダウンロードできます。
パソコンの「MiVue Manager」の画面です。
Gセンサーもバッチリ!!
以上、デイトナのバイク用ドラレコ「mio M760D」のレビューでした。ドラレコの中古・新品を探す際の参考にしてください!
mio M760Dの基本スペック
電源電圧 | DC12V |
消費電流 | 990mA(最大1100mA) |
解像度/フレームレート | 1080p/29.1fps |
カメラ映像素子 | Sony Starvis |
カメラ有効画素数 | 200万画素 |
カメラ視野角 | 130°(水平105°垂直70°) |
カメラF値 | F1.6 |
カメラレンズ | 7Gオールガラス |
ファイル形式 | .mp4 |
記録メディア | microSDカード 16GB~128GB(最大) |
Wi-Fi機能 | あり |
GPS機能 | あり |
Gセンサー機能 | あり |
イベント録画機能 | あり(手動も可) |
防水性能 | IP67 |
バッテリー | スーパーキャパシター |
本体サイズ | 60mm×60mm×22mm、80g |
カメラサイズ | 40mm×30mm、52g |
コントロールスイッチ | 57mm×26mm×16.5mm、100g |
ファームウェアアップデート | あり |
発売当時価格 | 37950円(税込み) |