丸山変電所を過ぎ、峠の湯を過ぎたところで、碓氷峠名物「トンネル群」が始まる。
トンネルに足を踏み入れた瞬間、冷やりとした空気に変わる。数えきれない年月、数えきれない機関車が通った。蒸気機関車の煙と熱がそのまま張りつき、レンガは独特の模様を描き出す。建設から130年を経過したトンネルは、待ち構えるかのように、どっしりと佇む。どのトンネルも表情豊かだ。力強く、美しい。
第1号トンネル
第1号トンネルは典型的な鳥居型で、アーチ環はレンガ積みの4層構造となっている。全体は切り出した石で組まれているので、「切石積み(きりいしづみ)」と呼ばれる。地形に沿う形で、翼壁(ウイング)が伸びる。
トンネルの長さは、187.06メートル。
第2号トンネル
第2号トンネルは、すべてレンガ造りとなる。ポータルは煤で真っ黒で、独特の雰囲気だ。内部は大きく補修が入っている。トンネル長は、112.76メートル。
第3号トンネル
「アプトの道」を歩いて行くと、次々にトンネルが顔を出す。離れた場所から撮影すると、周りの地形、山の雰囲気がわかって楽しい。
第3号トンネルは、レンガ巻き、切石積み。長さは、77.53メートル。先に続く第4、第5トンネルが見えている。
第4号トンネル
第4号トンネルは、レンガアーチ、切石積み。100.26メートル。
第5号トンネル
第5号トンネルは総レンガ。243.61メートルと割と長い。出口の見えないトンネルは、ライトアップの効果もあり、幻想的な雰囲気だ。
5号トンネルを抜けると、すぐ目の前は碓氷第三橋梁「めがね橋」だ。橋の向こう側には、すでに6号トンネルが顔を出している。
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