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碓氷峠「アプトの道」を行く【3】第6号トンネル~第10号トンネル

碓氷峠アプトの道トンネル群
目次

碓氷第三橋梁「めがね橋」橋上

碓氷峠廃線跡「アプトの道」を引続き歩く。5号トンネルを抜けると、すぐに「めがね橋」だ。めがね橋の高さは31メートル、橋上からは、工事中の重機がおもちゃに見える。走っているのは国道18号だ。「アプトの道」を通らずに、車で直接「めがね橋」へ来られるが、トンネル群を見ないのはもったいない。

碓氷第三橋梁「めがね橋」
碓氷峠アプトの道、めがね橋
碓氷峠アプトの道トンネル群

標識の脇の小道は、「めがね橋」のたもとに通じる。「めがね橋」は下から見上げたほうが迫力があるので、行ってみよう。

第6号トンネル

第6号トンネルのポータルは、一番ゴージャスだ。左右に広がる大きな翼壁、アーチは「楯状迫石(せりいし)」と呼ばれる五角形の石で縁取られている。コケ蒸したピラスターも重厚感抜群だ。斜め前からの写真を見れば、急斜面で踏んばるように立っているのがわかる。

第6号トンネルは、10個のトンネルで一番長い。546.17メートル。歩いてみると、相当に長く感じるはずだ。いつまでも出口が見えてこない。ライトアップの効果もあり、異空間が広がる。とても幻想的だ。

碓氷峠アプトの道、第6号トンネル
碓氷峠アプトの道、トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群

第6号トンネルは、途中に2ヵ所、陽が射しこむ横穴がある。工期短縮のため、横から掘り進めたという。

第7号トンネル

長い第6号トンネルを抜ければ、熊ノ平はすぐそこだ。第7号トンネルは総レンガ。両脇に石垣が組まれていて、雰囲気がある。 75.44メートル。

碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群

第8号トンネル

第8号トンネルは急に地味な感じになる。レンガ積み。笠石、帯石、ピラスター(壁柱)などの装飾部分が何も無い。竣工を急いだために、簡素化されたといわれている。それにしても地味だ。

山の急斜面がよく写っている。トンネルの長さは 91.53メートル。

碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群

第9号トンネル

標高が高くなってきたからか、急に静かになった。張り詰めたような静けさ。なんだか凄みがある。

第9号トンネルも、ピラスター(壁柱)は省略されている。120.30メートル。

碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群

第10号トンネルが真正面に見える。一直線だ。

第10号トンネル

最後のトンネル、第10号トンネル。総レンガ。同じく ピラスター(壁柱)は無い。102.66メートル。

碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群
碓氷峠アプトの道トンネル群

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