車中泊で「これだけは絶対にあった方が良い!!」と思ったものを書きました。
前半は、誰もが用意しておくべき基本的なアイテム。後半は、「自分なら絶対に積んでおく」最強アイテムです。ポータブル電源とソーラーパネルを中心に紹介しています。
これだけは絶対に必要なもの5点
まずは絶対にクルマに積んでおきたい基本的なアイテムです。
- シェード(目隠し)
- マット
- シュラフ
- 照明器具
- 携帯トイレ
シェード(目隠し)
シェードを使う理由として「防犯」「遮光」「遮熱」の3つが挙げられます。
防犯
第1に安全面です。ジロジロと車内をのぞかれるだけでも落ち着きませんが、貴重品が置いてあったり、あからさまに女性の一人旅であったりすると、防犯上「問題あり」です。車外からの視線をさえぎり、生活ぶりを悟られないためにシェードを使います。
遮光
第2に遮光です。夜間の車内照明は外から丸見え、自分の車だけが煌々と明るいのも周りからは迷惑です。逆に車外からの光、朝日を遮る目的などにも使われます。
遮熱
第3に遮熱です。防寒や酷暑対策に欠かせません。
値段は張りますが、車種専用の市販シェードは、遮熱に優れ、隙間が無く、見た目も美しいのでお勧めです。
シェードは自作もできます。厚い銀マットや段ボールを利用して、隙間ができないようにギリギリのサイズで作ります。
マット
快適に寝るための必需品です。
まずは折りたたみ式の銀マットが定番です。
インフレーターマットやエアーマットも人気があります。必要に応じて、重ねて使ったりします。
シュラフ(寝袋)
掛け布団の変わりです。軽くて暖か、丸めてしまえば場所も取らないので、車中泊の必需品です。シュラフは使用温度(気温)が明記されているので、購入前に確認しておきます。丸洗いできるかも要チェック。
出入りしやすい「封筒型」が人気ですが、冬場は「マミー型」をお勧めします。肩口から入る風を遮ることができるので暖かいです。
照明器具(ランタン他)
照明も絶対に必要です。夜間の荷物整理や探しもの、車の乗り降りに必要です。
ライトエースには4種類の照明を積んでいて、状況に応じて全部使っていました。
- LEDランタン(乾電池)
- リモコン式スティックライト(乾電池)
- デスクスタンド(ポータブル電源)
- クリップライト(ポータブル電源)
以下の画像は、実際に全部使っていたものです。
LEDランタン
暖色系でムードが出ます。ちょっとした明かりが欲しい時や、車内でぼんやりする時に最適でした。つまみで明るさが無段階調整できます。
リモコン式スティックライト
リモコン付きがユニークで、真っ暗な車内への乗り降りに重宝していました。スライドドアを開けて、リモコンで照明をオン、ポータブル電源まで辿り着いたら、デスクスタンドの照明へ切り替え。一連の流れでした。
デスクスタンド
メインの照明でした。3段階で明るさが調整でき、クリップ式で場所をとらず、気に入っていました。
クリップライト
40Wの電球を付けていたので、大光量でした。読書なども余裕でできますが、車中泊には明るすぎて出番は少なめでした。
ポータブル電源とクリップ式ライトの組み合わせは最強でした。乾電池とは明るさが別次元です。
携帯トイレ
いざという時のために、積んでおいた方が良い筆頭です。100円ショップやホームセンターなど、どこでも売っています。備えあれば・・。
個人的に絶対に必要なもの5点
「自分なら絶対に積んでおく」最強アイテムです。
- ポータブル電源
- ソーラーパネル
- 電気ケトル
- 電気毛布(冬場)
- 車中泊ユーザー必携の書
ポータブル電源
もはや必須です。車内に独立した電源があれば、劇的に車内環境が改善されます。車内の照明、電気ケトルや電気毛布、スマホやノートPCの充電など、使い道はいくらでもあります。クルマとは完全に独立した電源なので、バッテリー上がりの心配も無用です。
その便利さといったら「革命的」としか言いようがありません。素晴らしいです。
ソーラーパネル
いくらポータブル電源が便利だと言っても、バッテリーを使い切ってしまえば、それまでです。ソーラーパネルがあれば、バッテリー残量を気にすることなく使い続けられます。
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせこそ最強です。
ライトエースのようにルーフキャリアにがっちり固定しなくても、持ち運びできるソーラーパネルがたくさん販売されています!
本当に余計なお世話ですが、ポータブル電源がある以上は、ソーラーパネルを積んでおいていただきたいです。
ポータブル電源とソーラーパネルを推したところで一安心です(笑)。
電気ケトル
ポータブル電源が前提となりますが、電気ケトルも絶対に積んでおきたい一品です。いつでもどこでも熱いお茶が飲めるのは、もう本当に幸せでやめられなくなります。
愛用していたのは、以下の800Wの電気ケトルですが、マグカップ一杯分(300cc)を沸かすのに3~5分と非常に高速です。ポータブル電源が無ければ、シガーソケットのカーケトル(DC12V)で沸かす手もありますが、こちらは500cc沸かすのに20~30分かかっていた記憶があります。
車内であっという間にお湯が沸かせるなど、一昔前では考えられなかったことです。しかも火を使わないので安全です。革命的です。
電気ケトルは相応のパワーがあるので、ポータブル電源の定格出力を超えない商品を選ぶ必要があります。
ポータブル電源が無い場合は、カセットコンロとヤカンで代用できます。
電気毛布(冬場)
真冬にどうしても車中泊をしなければならない人は、絶対に持っていた方が良いです。低消費電力のものや、タイマー付きのものなら、ポータブル電源の消費も少なくて済みます。
車中泊ユーザー必携の書
正式名称は『道の駅 旅案内全国地図』といいます。
この本が凄いのは、道路地図をベースに、道の駅がわかりやすく表示されていること。「日帰り温泉」の場所も同時に確認することができる優れものです。前半は地図、後半は「道の駅」のデータが一覧で掲載されています。
個人的に使用しているのは『平成30年度版』(2018)ですが、ポイントは以下のとおり。
- 「旅行先やルート」を考えられる
- 「道の駅」の場所を確認できる
- 「日帰り温泉」の場所を確認できる
- 「道の駅」の駐車台数(広さ)を確認できる
- 「道の駅」の付属施設が分かる
- 「道の駅」の特産品やおすすめメニューが分かる
- 「道の駅」の標高が分かる
必要な情報がわかりやすく、キレイにまとめられた秀逸な本なので、これから「道の駅」を利用する方には最適の一冊です。
とても良い本なのに、残念ながら2021年版で廃刊しています。多少、版が古くても、状態の良い本が出たら、迷わず買いです。
その他あると便利な小物など
その他、用意しておくと便利な小物として、一般の旅行用品や工具類があげられます。
洗面用具、ビニール袋、タオル、傘、着替え、ティッシュ、本、デジカメ、ノートパソコン、乾電池、スマホ、モバイルバッテリー。工具類はニッパー、プライヤー、ハサミ、カッター、タイラップ、ガムテープなどが挙げられます。旅先でも用意できるものなので、それほど神経質になる必要はありません。
以上、「車中泊で絶対に必要なもの」を色々と紹介しました。
ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせは、機会があればぜひお試しください!