車の屋根にソーラーパネルを取り付けると車検はどうなるのか。ルーフキャリアの設置から、実際に車検のレーンを通すまでの記録を、5回の記事に分けて詳細に解説しています。
第2回目の今回は、エコフロー製ソーラーパネルを選んだ理由、ソーラーパネル取付に必要となる小物類について解説しました。
シリーズ概要
実際の手順を、5つの記事に分けて紹介しています。
【実録】車の屋根にソーラーパネル、車検は通るの?【1】ルーフキャリア
【実録】車の屋根にソーラーパネル、車検は通るの?【2】ソーラーパネル(当記事)
【実録】車の屋根にソーラーパネル、車検は通るの?【3】取付と配線
【実録】車の屋根にソーラーパネル、車検は通るの?【4】車検と構造変更
【実録】車の屋根にソーラーパネル、車検は通るの?【5】1ナンバーのデメリット
ちなみに使用車両はライトエース、今回のケースでは「構造変更で1ナンバー」というクライマックスを迎えています。
やりすぎた感が満載です!
ソーラーパネルを選ぶ
車の屋根に設置するソーラーパネルは、エコフローの「EcoFlow 100W ソーラーパネル 2枚セット 剛性」をチョイスしました。
実際に使用した製品がこちら!
EcoFlowのソーラーパネルを選んだ理由です
- 発電効率が高い(変換率23%)
- IP68の防水防塵性能
- ポータブル電源「RIVER 2 Pro」と同メーカー
発電効率が高い(変換率23%)
発電効率の良さが一番の理由です
第1の理由が、まずとにかく発電効率が高いということ。「車の屋根」という狭く限られたスペースで、しかもソーラーパネルの向きは「真上」、しかも角度は変更できないという悪条件です。太陽エネルギーを吸収できる時間はとても短いはずなので、発電効率(変換率)はできるだけ高いものを選びました。
ほとんどのソーラーパネルが「変換率20%」前後の中、エコフローは「23%」という高変換率。若干値段もお高いですが、「発電効率は生命線」、妥協しないで選びましょう。
結果は大正解で、想像以上に良く発電しました!コレ!
Amazonのカスタマーレビューでも、ほとんどのユーザーが発電効率の高さに満足していました。「こんなに発電するとは思わなかった」という感激の声もちらちら見られ、できすぎなくらい絶賛されていました。
他のソーラーパネルは意外に否定的な意見が多く、「思ったより発電しない」「値段相応(安物)だった」「パネル表面のキズ・汚れがひどい」など散々に書かれていた製品も。
IP68の防水防塵性能
理由の2つ目が「IP68」。この最高水準の防水防塵性能をうたっていたのもエコフローだけでした。ソーラーパネルは、雨や風にさらされたまま放置状態となるので、ここは妥協しない方が良さげです。
ポータブル電源「RIVER 2 Pro」と同メーカー
最後の理由が、手持ちのポータブル電源「RIVER 2 Pro」と同メーカーだったこと。とにかく繋ぐだけで簡単に作業を終わらせたかったので、相性や互換性など面倒くさいのがイヤな人は、そろえてしまった方がラクだと思います。
実際にラクでした!
小物をそろえる
ソーラーパネルだけでは取付けができないため、必要な小物類をそろえてしまいます。
最初に全部そろえてしまうのが間違いない!
- Zブラケット(ソーラーパネル取付ステー)
- 防振用ゴム
- MC4延長ケーブル
- MC4-XT60変換ケーブル
Zブラケット(ソーラーパネル取付ステー)
ソーラーパネルを固定するためのステーで、「Zブラケット」という正式名称(?)があります。パネル本体には付属していません。
ホームセンターで売られている汎用のステーでやろうかとも思いましたが、確実にパネルをのせられる「Zブラケット」の方が、幅広で安全、取付けも簡単です。
さすがの専用品!!
Amazonで、一番値段の安いセットを買いましたが、意外に厚みがあり、しっかりしていました。今回使用したソーラーパネルの重さは、1枚約6kg。このくらいの重量であれば、特別問題は無いように思います。
写真のとおり、ネジがたくさん付属しています。左2袋がソーラーパネル側のボルト&ナット、右2袋がルーフキャリアへの打ち込み用途でドリルねじとなっています。
ちなみにドリルねじは、今回は使用していません。別途ステンレスのボルト&ナットを用意して使っています。
防振用ゴム
これは「個人的に必要」と思って用意したゴムです。Zブラケットとルーフキャリアの間に挟み込んで使います。
オートバイも振動が大きい部分~スイングアーム・リアショック・エンジンマウントなどにゴムのブッシュが入っているので、同様の効果を狙いました。具体的には、走行時の振動防止、騒音防止、ネジのゆるみ防止効果です。
今回は5mm厚のものを選択しましたが、1cm厚でも良かったと思います。
Zブラケットのサイズに合わせて、切って穴を開けています。
ゴムの穴開けは意外に地味で面倒・・
ソーラーパネル延長ケーブル
ケーブルも2種類、別途で用意しています。
まずこちらがソーラーパネルの延長ケーブル。MC4ケーブルと呼んだりします。
ソーラーパネルから出ているケーブルはとても短いので、まったくもってポータブル電源まで届きません。
今回は5メートルの延長ケーブルを購入して、必要なところで切断、付属の(予備)カプラーを取り付けて使いました。
実際に購入したケーブルがこちら!
MC4-XT60変換ケーブル
もう1種類のケーブルが「MC4-XT60変換ケーブル」です。このケーブルがないと、ポータブル電源に接続できません。
「MC4」がソーラーパネル側、「XT60」がポータブル電源側の端子形状になります。
「RIVER 2 Pro」の背面にある、黄色の四角いコネクタが「XT4」です。
そしていよいよ、ソーラーパネルの取付に入ります・・