ライトエースの車検と構造変更【2】1ナンバーのデメリット

私のライトエースは、ルーフキャリア(+ソーラーパネル)の設置で高さが変わり、2024年2月の車検で構造変更、「1」ナンバーになりました。

前回の記事では、「構造変更の実態と交付書類」について触れましたが、今回は続編として、「1ナンバーのメリット・デメリット」の話です。

そもそも「1ナンバー」とは何なのか。「4ナンバー」のライトエースが「1ナンバー」になると、何が変わるのか。良いのか悪いのか、するべきか、するべきでないのか。

結論としては、「4ナンバー」から「1ナンバー」への構造変更は、デメリットが多いのでお勧めしません。

その理由を、順を追って詳しく解説します。ソーラーパネルの取り付けを検討している方には、予備知識として参考になると思います。ぜひ読んでみてください。

「1ナンバー」とは何か

用途と分類番号

まずは自動車のナンバーの話です。

自動車のナンバーは、その用途により、「1~8」まで分類番号が振られています。「2」ならバス、「3」なら普通乗用車、「4」なら小型貨物車、「8」ならキャンピングカーと決まっています。

「1」は普通貨物車で、簡単にいえば「トラック」です。

「1ナンバー」の要件はいろいろありますが、そのひとつに「サイズ」があります。「長さ4.7メートル、幅1.7メートル、高さ2メートルを超える車両」に該当すれば、「普通貨物車=1ナンバー」となります。

私のライトエースは、ルーフキャリアの装着により、高さが2メートルを超えたので、「1ナンバー」となったのです。

「1ナンバー」のメリット・デメリット

「3ナンバー」から「1ナンバー」にするメリット・デメリット

少し話が反れますが、「3ナンバー」(普通乗用車)から「1ナンバー」(普通貨物車)に変更する人がいます。「3ナンバー」は自動車税や重量税が高いので、維持費節約のために、あえて「1ナンバー化」するのです。

実際には、構造変更のための改造費用、1年ごとの車検費用、割高な高速代などのデメリットが発生するため、思ったほどの節約にならない場合がありますが・・でも、やる人はいます。

「4ナンバー」から「1ナンバー」にする2つのメリット

EcoFlow 100W 据置型ソーラーパネル2枚セット

「4ナンバー」(普通貨物車)から「1ナンバー」(普通貨物車)に変更すると、どうなるのでしょう?

これは今回のライトエースに該当するものです。まずはメリットです。

  • ソーラーパネルなどの装備を取り外す必要がない
  • (自動車税が安くなる)

「1」の装備を取り外す必要がない点は、唯一、「1ナンバー」にするメリットだといえます。

ルーフキャリアも、ソーラーパネルも、荷室のベッドも、金輪際、取り外す必要がありません。現在の状態のまま、堂々と車検のラインに入れますし、ソーラーパネルの配置や枚数を変更しても問題ありません。

「2」の自動車税については、5月にならないとはっきりしませんが、乗車定員が2名になったので、おそらく3000円くらい安くなります。ただこれは結果論で、乗車定員が5名のままだと、まず間違いなく値上がりします。

「4ナンバー」から「1ナンバー」にする4つのデメリット

これが皆さん、一番知りたいところではないでしょうか。

  • 自賠責保険が高くなる
  • 任意保険が高くなる
  • 任意保険の継続ができない
  • 高速料金が高くなる

自賠責保険が高くなる

小型貨物の「4ナンバー」から、普通貨物の「1ナンバー」へと変更になるため、自賠責保険が高くなります。

自賠責保険の更新は、ユーザー車検前に朝イチで済ませてしまいますが、車検時にナンバー変更となったため、追加で約4000円支払いました。

任意保険が高くなる

ナンバーが変更となった場合、加入している保険会社に「告知」する義務があります。告知しないと、事故の際に保険が受けられなくなるので注意してください。

私の場合、次回更新の12月までの保険料として(約10カ月)、約2000円が追加料金として発生しました。

任意保険の継続ができない

保険会社によりますが、保険料の安い「ダイレクト型保険」では、加入や継続を断られる場合があります。

高速料金が高くなる

「1ナンバー」は中型車扱いとなるため、「約2割」高速料金が高くなります。

ライトエースは基本的に遅いため(スピードが出ない)、私の場合、どちらかというと高速を避けて走りますが、日常的に高速を使う人には致命的だと思います。

EcoFlow 100W ソーラーパネル 据置型

任意保険が継続できない問題

上記の通り、自賠責保険と任意保険の値上がりは、それほど大きくありません。私の場合、ライトエースでは高速を使わないので、それも問題になりません。

私の最大の問題は「任意保険が継続できない」こと。

加入中の「三井ダイレクト損保」では、「普通貨物で、最大積載量が500kgを超えるもの」は保険の対象外なのです。12月の契約更新日までは保証するけれど、それ以降の継続はできないと、電話ではっきりと説明されました。

ライトエース車検、構造変更時の実際の書類

三井ダイレクト損保は本当に気に入っていて、実は17年も愛用してます。7~8年前に、別の車で事故を起こしたとき、しっかり間に入っていただき、相応のところで決着できました。

その時の親身なサポートが忘れられず、以来、保険会社を変更しようと思ったことがありません。

他の保険会社に乗り換えるか、4ナンバーに戻して継続するかの二択になりました。まったく予想していなかったアクシデントです。

デメリットの多い「1ナンバー」

ライトエースにソーラーパネルを取り付け

結論として「4ナンバー」から「1ナンバー」にすると、諸費用が上がり、高速料金が相当に上がります。加入している保険会社によっては、乗り換えも検討しなくてはなりません。

ソーラーパネルの利便性をとるか、クルマの維持費をとるかは、個人的な判断となりますが、正直なところ、「1ナンバー」のメリットは感じられません。

「4ナンバー」に戻すという課題

今、考えているのは、「どうやったら4ナンバーでソーラーパネルが取り付けられるか?」ということです。

手間を惜しまなければ、「車検前に取り外して、車検後にまた取り付ける」ということもできますが、それはやはり面倒くさい。でもソーラーパネルがなければ困る。12月の契約更新日までに、なんとかこの問題を解決したいのです。

実際のところ、ルーフキャリアではなく、何か別の方法でソーラーパネルの取付を変更できないかと考えたりもしました。でも元々の車高が188cmもあり、わずか12cmの隙間に収めるのは、いくらなんでも不可能な気がします。

そこで浮上してくるのが、このペラペラの「フレキシブル型ソーラーパネル」。これを上手に使えないかと考えています。

磁石やテープ、接着剤で固定している人もいますが、それはイヤなのです。磁石やテープは風で飛んでいく可能性があるし、接着剤では、2度と剝がせない恐れがあります。屋根に直接、接着剤を塗り付けるのも、相当にためらいます。

頭の中に、なんとなくのイメージはありますが、それはまたソーラーパネル交換時にご紹介できればと思います。

以上、「1ナンバー」のメリット・デメリットを紹介しました。DIYはもちろん、ショップに作業を依頼する場合にも、予備知識として知っておけば、失敗が少ないと思います。ぜひ、参考にしてください。

「やっぱり大がかりな変更はしたくない・・」と思った方には、持ち運び式のソーラーパネルがお勧めです(^^♪。

  • この記事を書いた人

サンダー高崎

DIYで車にソーラーパネルを設置。真冬の車中泊で電気毛布と電気ケトルを乱用する中、繰返し行われる充電を目の当たりにし、ソーラーパネルの威力に驚愕する。以来、「ポータブル電源はソーラーパネルとセット!」が持論。最近は防災に関心がある。三級二輪整備士。

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